- 袖口に夏の残陽流れ込む
なんだが朝から身体の調子が悪いような気がして、本当に悪いのか、それとも気分の問題なのか分からないような中途半端な不調で、それが逆に厄介というかどうしていいのか分からない。夜に彼女が顔を出すと言っていたお店の打ち上げに自分も少し顔を出す予定があったので、家の近くでLOOPをレンタルして近くまで向かった。自転車を漕ぎ出すとさっきまでの不調が身体にあたる向かい風といっしょに何処かへと消えて身体が軽くなった。家に篭りすぎていただけなのかもしれないし、自転車の速度が身体を軽く感じさせてくれていたのかもしれない。この感じを句にできないかと一瞬思ったが出来なかった。