2021.04.29

 雨

 目が覚めると雨が降っていてベランダに干したままの服を部屋へ入れようと思いつつぼーっとしていた。しばらくベットの上でスマホをいじってから起き上がり洗濯物を部屋へ入れる。猫が餌を催促してくるので、キャットフードと水を容器にいれてやる。雨が強くて外出する気が起きなかったので自宅で仕事をする。16時頃ホームセンターで看板の脚をつくるための木材を買う。購入した木材に保護用の塗料を塗って今日の作業は終了。コンビニで夕飯を買って食べる。

2021.04.28

晴れ

 最近は風の冷たい日が続いたが今日は暖かな一日だった。日中はドトールで仕事用のチラシを作っていた。TSUTAYAと一体型のドトールで本や雑誌を1冊持ち込めるし近所なのでよく使っている。平日は近所のおばさんやおじさんが集う場所になっていて、2,3人組でテレビニュースや近所で起こった出来事を話している。年配の女性がマルチ商法の勧誘のようなことをやっているときもある。日が暮れてからは近所の居酒屋へ久々にいった。お通しの量が多すぎて飲み物以外のものを注文する必要がないしかなり安上がりで飲める。時短営業だったので早めに切り上げて帰宅。そのまま就寝。 

2021.04.23

 快晴、少し肌寒い

 七時半ごろに起きる。今日も猫が餌の時間になるとベットに乗ってきた。午前中、注文していたスポットライトが届く予定だったのでキワマリ荘に早めに向かい掃除なんかをしていた。届いたスポットライトを設置してしばらくすると有馬さんが来たので、個展の作品について少しだけ話す。設置された映像の中に文字があると空間に方向性が生まれるという話をした。映像に使われている詩は別に展示するのもありかもしれない。そうすれば全体的に純度は高くなる気がする。すべてこれ以上引けない状態。ただ、純度だけを求めるのもなにか違う気がするのでしばらくこのままにして反応を見ながら今後の展開について考えようと思う。


残念ながら一部のフェミニストから私は「敵」扱いされています。というのも、4B運動の中でも特に主張がラディカルな人達は、トランスジェンダー女性や異性愛女性の排除にまで進んでいることがあるんです。私のように、男性パートナーがいてトランスジェンダーの友人がいる人は、SNSで攻撃されます。結婚はしてないんですが、「既婚者だ」と誤解されて中傷されることすらあります。これは何もフェミニスト間の話ではなく、社会のいろいろな物事に関して、意見が分断されてしまっているからだなと思います。自分が聞きたいことを話す人だけをフォローする傾向も強いです。  (1)

ブロックもしないけど、反応もしないです。自分と違う立場の人にも、過去に個人的なつらい経験があってそういう考えにならざるを得なかったのかもしれない。でもインターネットだと個人が押しやられて「集団」的に捉えられてしまう。難しいですよね。どんな立場の人からも、私は「はっきりしない人」だといつも怒られます。「あなたは力にならない」とも「あなたは甘い」とも言われる。いつになってもはっきりすることはないと思う。それでも私はまだ、いろいろな「集団」のなかの1人ひとりの人生を想像してみる時間を持ちたい。(2)

 

 どっちつかずの態度表明は無責任なのか、それは立場を表明する責任からのがれている甘えなのか。それはずっと考えている。 

 


(1)(2) Lang Lee 「イ・ランが語る、アーティストの「仕事」と断る「仕事」2021.02.28 https://tokion.jp/2021/02/28/lang-lee-takes-or-turns-down/

2021.04.21

 快晴、風が少し肌寒い

 朝、7時30分ごろに目覚ましが鳴って起きる。起きてからしばらくは身体を起こして何も考えずに近寄ってくる猫を撫でていた。今日は一日快晴で朝の陽射しもいつもより少し強い気がした。目が覚めてきたので洗面台まで行き歯を磨いて、猫に餌をやる。猫はいつも大体同じ時間に餌を要求して鳴いている。彼女はまだ寝ていたが朝食のエッグマフィンを作る。マフィン用のパンにスライスチーズをのせてトーストして、卵とベーコンを焼く。焼きあがったらパンの上にマーガリンを塗って、卵とベーコンをのせ塩コショウを少しだけかける。朝食を作っていると彼女がちょうど目を覚ます。出来上がったエッグマフィンを一緒に食べ、彼女は仕事へ行く支度をして出かけて行った。

 午前中は自分のサイトの情報を更新する作業をしていた。データをアップロードして、文字や画像を整頓していく。あまり融通が利かないサービスを使っているので面倒だが使うのをやめる気にもならないのでしばらくはこのサイトを使うと思う。

 お昼は近くのあいのやというスーパーでエビフライ弁当を買った。風が少し冷たくて長袖一枚だと寒かった。帰宅すると猫が自分のご飯を要求していたので、キャットフードと水を与える。お昼を食べ終わり、午後からは個展会場で使えそうなスポットライトをネットで探した。程よいものがなくて、どれを買うべきかなかなか決めかねている。しばらくしてコーヒーが飲みたくなってきたのでファミリーマートでモカブレンドを頼む。帰ってきてからは保坂和志の季節の記憶を読んだ。16時にはるひが仕事から帰宅。しばらくだらだらしているとコンビニへ行こうといわれたのでまたファミリーマートへ行った。スパイシーチキンと缶ビールを買って帰宅。

 サイトの準備ができたのでFacebookに仕事の依頼を受け付けていると投稿してみたがあまり反応がない。まあそんなもんだろうと思っていたのでいいのだが。

2021.04.11

快晴

 7時に起床。 9時からともみさんと女川でホタテ漁の撮影。おひるは久々に雲雀に行ってきた。事務所へ戻る途中にあるコーヒーショップでスペシャルティコーヒーを飲んだ。普段飲んでいるコーヒーよりも香りが複雑で雑味がない感じだった。事務所に戻り物撮りをして帰宅。

2021.04.11

快晴

 7時に起床。はるひに日赤病院へ送ってもらい診察をうける。指の状態は悪くなさそう。その後、実家へ行き55インチのディスプレイをキワマリ荘まで運ぶ。展示に必要な機材をAmazonで注文する。アートはいスクールの映像を編集して24時に帰宅。

2021.04.10

 晴れ

 9時に起床。部屋の掃除と洗濯ものをする。シャワーを浴びてコンビニでサンドイッチとコーヒーを買い朝食をとる。バスで実家に行き周辺の風景を少し撮影してきた。車で平屋まで送ってもらいコンビニで夕飯を買いアパートに帰宅。

2021.04.09

 晴れ、少し肌寒い

 9時に起床。歯を磨いて猫のトイレを掃除する。ごみをまとめて燃えるごみを出す。ドトールに行ってツイッター哲学を少し読んだ。そのあとインモール蛇田のJINZでメガネのレンズ交換をしてもらった。保証期間内だったので無料。スタバでフラペチーノを購入する。実家に少しより以前届いていたポール・ヴァレリーの本を受け取り、マックのドライブスルーでポテトとビックマックとコーヒーを買う。ガソリンスタンドへ行き車を洗浄する。その後帰宅。三浦哲哉×小松理虔×速水健朗「シン・フード論――『おいしい』から社会を考える」がシラスでやっていたので視聴。

2021.04.08

 快晴

 「かみのたね」というフィルム・アート社のウェブマガジンを見つけた。そのなかの「諏訪敦彦×ロバート・クレイマー対談 コントロールの外側にある協働」を読んだ。


 私は、自分たちのためにどうしても解かなければならない結び目(問題)があったから、映画を作ったのだと感じられる作品が好きです。より多くの金が欲しいからでもなく、有名になりたいからでもなく、映画史のことを勉強したからというのでもなく、まずは自分のためにその結び目を解かなければならないと感じられる作品。だからあなたは自分の主観を恐れる必要はありません。「私の問題に一体誰が関心を持ってくれるだろう?」と考える必要はないのです。私はこう考えます。もし自分の問題をはっきり理解することができれば、その作品は他の人々の関心を引きます。なぜなら全ての人が問題を抱えて生きているからです。われわれは孤独ではないのです。このクソまみれの世界の中で。(1)

 

 マクロな目線で見れば自分は石巻市出身で震災当時石巻市の中学校に通っていたので、震災の当事者という位置づけになる。ミクロな目線で見ると石巻でも内陸のほうで、周りは住宅しかない住宅地に住んでいた。震災の被害も津波の影響を受けた人に比べればかなり軽いものだった。だから、自分よりもっとひどい状況の人々と比べれば当事者性はかなり低い気がしている(被害の大きさで比べればだが)。当事者でも非当事者でもない、そういうグラデーションの中間にいるような人達は沢山いるんじゃないか。そういう中途半端な立ち位置を考えながら生きている。

 住宅地にするためにできた土地で周りは家と空き地だけ、そんな文化的土壌のない場所で生きてきた。そんな自分が現代美術といううジャンルに関わること、そことの距離感を考えている。

 中途半端な位置づけからくる中途半端な距離。海と陸の中間、波打ち際で佇んでいる。そういった光景が思い浮かぶ。偶然打ち上げられた漂流物を拾いながら何かを形づくっている。

 属性ではなく、向き合ってきた時間を考える。時間とともに変化し続けていく。ジェンダーも固定されたものではない。当事者か非当事者かも固定されていない。出身地は変えられない、その引力から解放されるために時間を考える。場所から時間へ。分断は存在するが境界線は時間とともに消滅と生成を繰り返す。

 https://libraryofbabel.info/なんのサイトかわからないけど気になるので後で調べる。

(1)諏訪敦彦、ロバート・クレイマー「諏訪敦彦×ロバート・クレイマー対談 コントロールの外側にある協働」2020.02.17 http://www.kaminotane.com/2020/02/17/8804/ 


今日聴いていた音楽。阿部芙蓉美いいな。

2021.04.07

晴れ

 7時に起床。朝食を食べて、処方された薬を飲む。2日前くらいに2回目の指の手術をした、針金を1本だけ入れなおす簡単な手術だったが、術後の痛みがひどくしばらく何もできなかった。術後はカロナール500mg×4、セレコックス100mg×5ぐらい飲んだがまったく効かなくて大変だった。手術前に以前の手術と術後の痛みは同等と考えたほうがいいですか?と医師に質問したが、そんなことはないと思うよという感じの回答が返ってきた。内心では針金を突き刺すわけだから痛くないはずがないよなと思いながらも、安心させるために気を使ったのかなと考えながら手術を受けた。実際、術後の痛みは以前よりひどかったので、自分の場合は痛いですとはっきりいっといてくれたほうが安心する。身体を動かすと心臓の鼓動に合わせて傷が痛むのでここ数日は家にこもっている。

 個展用のチラシを作った。まだ未完成。手術室にあったレントゲン用のモニターの文字配列がよかったので真似てみた。



2021.04.03

 晴れ

 7時に起床。朝食を食べて病院へ行く。骨がずれてきているようで、針金を一本入れなおす必要があるらしい。来週の月曜日に手術をする。診察が終わり、はるひに家まで送ってもらう。多和田葉子の「エクスフォニー 母語の外へ出る旅」を読む。午後にはるひと日和山に花見に行った。昔からある売店に初めて入って、ラーメンを食べた。見た目はシンプルだったが独特な甘みのあるラーメンだった。まずくはなかった。帰宅したあと南浜に水平線を撮影しに行く。街中ではるひと合流し帰宅。




2021.04.02

 晴れ

「偶然の波打ちぎわ」

境界線を 

偶然と必然  

そう言い換える 

狭間  

曖昧な現在地で 

宙吊りの身体 

波打ち際 

砂地に足裏をのせる 

海水の冷たさ 

陸と海の中間 

なにものでもなく 

いくつもの集合体 

それを受け入れる 

高台と 

島のあいだの往復 

近づくことを

離れることを 

繰り返し 

暫定的に 

船の形を変えていく 

水平線は 

消えることなく 

繰り返される 

指先から 

血液を伝い 

波打つ心臓

内側の触覚 

マイナスの距離 

困惑して 

佇む姿を 

眺めている 

想像の外側 

深さで 

覆われた 

環状島の内側で 

腰を下ろし 

吹き抜ける風が 

上昇する 

流れ続けていた雲が

知っていることを 

読み取るための空白

ここから先は立ち入れないと 

すれ違う誰かが言っていた 

その響きが

充満する 

霧 

遠くから運ばれた匂いが 

脳と触れ合い 

葉が光をあびて 

風ではためく 

光景を 

100年後 

地中から 

掘り起こす 

手についた 

土から漂う 

時の香りを 

手繰り寄せ 

誰かのためにではなく 

自らのためにでもなく 

なにも捧げない 

その気持ちを 

保ち続ける 

2021.04.01

 晴れ、昨日より少し肌寒い


 あらゆる証言が代弁としての機能をもっている。つまり「すべての証言者は代弁者である」こと。ただ代弁であることはその証言の価値を下げないし、証言はそれ自体として尊重されるべきものであること。被害者の声が言葉になるかならないかの領域、つまり、〈内海〉の〈波打ち際〉で起きていることが重要であり、支援のもつ意義の一つは〈内海〉から証言者を〈陸地〉に引き上げることにあること。(1)


(1)宮地 尚子 環状島=トラウマの地政学 2018.07.05 みすず書房 p16-p17

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