2023.07.31



2023.07.31_日記

今日は朝か曇りで比較的過ごしやすかった。日差しがないだけでこんなに過ごしやすさが違うのかと思いながら仕事をした。

2023.07.30



2023.07.30_日記

家を出る前に電車の中で読めそうな本を選ぶ。本棚にあった滝口悠生の「茄子の輝き」をまだ全部読めていないことを思い出したのでバックの中に入れた。電車での移動中、「今日の記念」という短編を読んだ。石巻駅について電車を降りると、車内の冷たい空気と外の熱気が混ざり合ったぬるい風が肌にまとわりついた。今日も暑い。太陽にジリジリと肌が焼かれているのを感じる。駅前を歩きながら去年はこんなに暑かっただろうかと思い去年の暑さを思い出そうとしたがぼんやりとしか思い出せなかった。去年のこの時期に、去年はこんなに暑かっただろうかと(つまり一昨年の今頃)思った記憶はないので、おそらく去年より今年は暑い。ギャラリーに到着してオープンの準備をして、とりあえず扇風機で涼む。遠くで蝉が鳴いている。

もっと石巻の作家を中心に批評的な文章を書いていってもいいのかもしれない。有馬さんに勧められてそう思った。ただ批評という枠組みで書こうとすると書けない気がするし批評を書きたいという感じでもない。批評に親しんできたわけでもない。もっと広い散文的なテキストを書いていければいいのかもしれない。批評でも、感想文でも、評論でもない。そういうものが書けないだろうか。その都度ちゃんとチャレンジがあるテキストを書く。

2023.07.29








2023.07.29_日記

朝起きて、歯を磨いて、コンビニでレタスサンドとアイスコーヒーを買う。外に出ると太陽とアスファルトから伝わってくる熱が身体にまとわりついて、身体か少し重たく感じる。コンビニの空調はキンキンに冷えている。

外に写真を撮りに行く。汗だくになる。途中コンビニで飲み物を買うついでに少し休憩する。通りがかった公園のベンチで書いている。大勢の蝉が鳴いている。ベンチはちょうど木陰にあって、そこに座っているだけで涼しい。風にまだ冷たさがある。小学生が自転車に乗りながら遊んでいる。

毎日のように同じ道を通って、同じように写真を撮り続けて、でも昨日とは違う風景がそこにある。何も変わっていない。毎日、見続けることで自分が作り変わっている。

濁った川に一匹の魚を見つけた。他にもいないかと見渡してみたけどいないようだった。川辺には背の高い植物がいくつも生えていて、名前はわからないけど見たことはある。強い風が吹くと背の高い植物たちが一斉に揺れ始めて、葉の表の濃い緑と裏の薄い緑が交互にちらついて、風景が緑色に光って見えた。立ち尽くしてただそれを見ているのが気持ちよかった。

もし、障子ガラスからの風景しかみることができなくなったとしても、それでも見ることの喜びを描くことができる。

夜、彼女から電話があって夕飯に親子丼を食べたいと言われたので、スーパーに行って割引されていた鶏肉とタマネギと卵とお米を買って(ついでにレモンサワーも買って)帰宅。三つ葉を買えばよかったと思ったけど忘れていた。帰宅して炊飯器を洗ってお米を炊いて親子丼を作って食べた。

千葉雅也の「オーバーヒート」を読み返したくなり本棚から取り出して読み始めた。

2023.07.28









2023.07.28_日記

朝起きると昨日の夜に取りこんだ洗濯物がソファーの上にそのまま置いてあって、そのなかから仕事に着ていく服を探し出して着替えた。カメラのバッテリーがないことを思い出して、もうひとつのバッテリーを入れてカメラを起動してみるとこちらも0%だった。どちらも充電していなかったらしい。家を出るまで時間があったので充電する。洗濯物は帰ってきてから畳もうと思いそのままにして、猫のトイレを掃除して家を出る。お昼休憩の時間になったので近くのスーパーに弁当を買いに行く。買いに行くついでにカメラを持って写真を撮った。アスファルトは熱を持っていて、陽射しは痛い。

2023.07.27











2023.07.27_日記

榴ヶ岡公園の近くを通ると蝉の声が重なり合って切れ目のないひとつの音の塊として鳴り響いていた。背の高い雲が空に浮かんでいた。去年の7月はまだ石巻に住んでいて、製紙工場から出る煙で薄く曇った空気のなかで空に浮かぶ雲を見ていた。去年の9月に仙台に引っ越してきたのでもう10ヶ月ほどたったことになる。あと2ヶ月で1年になる。見慣れない景色も長い間そこに住んできたかのような当たり前の景色になりつつある。今週は連日30℃越えで暑かったが、今日は風が吹いていたので比較的涼しかった。雲で太陽が隠れるだけでかなり涼しい。仕事が終わり自転車で帰りながら写真を撮り、思いついた言葉をスマホに書き込んだ。帰りに道に見た雲が坂口恭平の描いたパステル画みたいだった。自転車に乗りながら止まったり、進んだりしているのは周りから見たら変なのかもしれない。人はあまり立ち止まって風景を見たりしない。写真を撮り始めてからの日々は立ち止まって風景を見続けた日々とも言える。

2023.07.26


2023.07.26_日記

朝、写真を撮ろうと思ってカメラをバックから取り出すとSDカードを入れずに家を出ていたことに気がついた。写真のデータを取り込むために取り出してそのままにしていたらしい。休憩中に「今年の秋は暑いらしいよ」と言われてそんな先のことまで知ってもしょうがないよなと思った。なんとなく頭の中で秋の肌寒さを想像した。

2023.07.25




















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